乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の手引き

わが国における新型コロナウイルス感染拡大に対して 2020 年 4 月 7 日に発せられた緊急事態宣言の 解除を受け、5 月 26 日に「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言の解除を踏まえた各種健診等 における対応について」https://www.mhlw.go.jp/content/000633977.pdfが厚生労働省から発せられ、日 本乳癌検診学会からも「乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の手 引き」としてコロナ下においても安心・安全な乳がん検診を受けていただくためのガイドラインを示さ せていただきました。
その後、昨年末からの第 3 波感染拡大に対しては 2021 年 1 月 8 日に 1 都 3 県への第 2 回の緊急事態 宣言が発せられ、4 月からの感染力の強い COVID-19 変異株の感染拡大第 4 波に対しては東京、京都、 大阪、兵庫、愛知、福岡に緊急事態宣言が発布され、5 月 14 には北海道、広島、岡山の 9 都道府県に拡 大、23 日には沖縄県にも適応され、「まん延防止等重点措置」も埼玉、千葉、神奈川、岐阜、三重、愛媛、 群馬、石川、熊本で 6 月 13 日まで実施される予定です。国民一人一人が自ら身を守り、ワクチンの普及 まで感染の鎮静化を待つことが目下唯一の対処法ですが、わが国で最も死亡率が高いがんから自身を守 ることも大切です。
厚生労働省からの通達でも、「緊急事態宣言が再度行われた場合の対象地域における各種健診等の実施 について」に加えて、「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言を踏まえたがん検診における対応 について」が 2021 年 4 月 26 日付けで示されています。 コロナ感染症に関してはこの 1 年間に多くの知見が発表され、コロナワクチンの接種側の腋窩リンパ 節腫大など新たな知見も発表されました。日本乳癌検診学会ではプロジェクトチームを結成し、これら 最新の知見を集めて対応マニュアルの改訂作業を進めて参りました。
検診提供者に対しては、検診受診者が安心して乳がん検診を受けていただくための最新の安全対策を 提示しております。わが国の女性が一番罹患しやすい乳がんの早期発見には、まず、自身の乳房に関心を 持つブレスト・アウェアネスが重要なキーワードです。乳がん検診の利益と不利益を十分ご理解いただ き、コロナ下においても安心して乳がん検診を受けていただきたいと思います。

2021年6月

特定非営利活動法人 日本乳癌検診学会
理事長 丹黑 章


乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の手引きVer.2.1.pdf(1.4MB)
消化器がん検診の新型コロナウイルス感染症への対応は日本消化器がん検診学会HPをご参照ください